敏感肌が原因で、赤ら顔になる場合もあります。
敏感肌の人は、少しこすれたり、熱をあびたりしただけでも肌が赤く充血し、痒みを感じ、赤ら顔になってしまいます。
人間の表皮は厚さ約0.2mmと極めて薄く、表皮の下には、毛細血管の通っている真皮層がありますが、
敏感肌の人は表皮が薄かったり、皮膚の表面の角質層が正常に形成されにくいため、温度や環境の変化などの刺激がストレ-トに真皮に伝わり、出血しやすいといえます。
そして、顔の、額や目のまわり、鼻のまわりや頬には血管が多くあるので、赤ら顔になりやすいのです。
敏感肌はまた、乾燥肌でもあります。
皮膚の表面の角質がしっかり出来ないために、肌が水分を保つことができず、乾燥してしまいます。
乾燥した肌はいたみやすく、肌荒れしたり、大人にきびもできやすくなります。
にきびや皮膚炎を起こすと治りにくく、その炎症のために、さらに赤ら顔になりやすくなります。
アトピー性皮膚炎による赤ら顔はその典型で、乾燥肌や肌荒れの状態が慢性化して、赤ら顔になっているのです。
002赤ら顔の原因とはの最近のブログ記事
赤ら顔の原因のひとつの脂漏性皮膚炎は、乳幼児や、思春期以降の成人に発症します。
男性に発症することが多く、肌のかさつきやフケ、かゆみなどの症状があります。
いわゆるフケ症は、かるい脂漏性皮膚炎で、頭皮や顔や胸や脇など皮脂の多い部分に発症します。
顔に発症すると、赤ら顔になり、にきびや酒さに間違われることがあります。
脂漏性皮膚炎は、酒さと症状が似ていますが、治療方法もまったく違ってきますので、区別をつけることが大切です。
脂漏性皮膚炎も酒さと同様に、赤ら顔に加えて、挫創という、にきびのような湿疹ができますが、酒さにくらべて浅いところにできます。
酒さの挫創は、赤い膿にきびで、一つ一つが悪化しますが、脂漏性皮膚炎の場合は、小さな湿疹がたくさんできるのが特徴です。
脂漏性皮膚炎の原因は、よくわかっていませんが、皮脂の質の変化やストレスなどの精神的要因もかかわってくるようです。
ステロイドが効果がありますが、中止すると再発しやすいので、水虫の薬でもあるケトコナゾールのほうがいいでしょう。
ちなみに、酒さの治療には、ステロイドは症状を悪化させるので厳禁です。
赤ら顔になった原因として、『酒さ』である場合も多いようです。
酒さという名前がそぐわないのですが、成人女性に多く、なかなか治りづらいといわれています。
酒さは、症状が似ていることから、毛細血管拡張症や脂漏性皮膚炎、にきびなどと間違えられることもあります。
酒さの最初の段階は、『紅斑性酒さ』(こうはんせいしゅさ)といって、毛細血管の拡張による赤ら顔と、皮脂によるべとつきが症状です。
気温の変化や、香辛料などの摂取で、赤ら顔が悪化してしまいます。
アルコールやカフェインなど、毛細血管を拡張させるものを、摂取しないようにしましょう。
第2段階は、『酒さ性坐瘡』(しゅさせいざそう)といって、赤ら顔の症状に加えて、膿疱や丘疹ができて、にきび肌になり、さらにべとつきます。
第3段階にすすむと、『鼻瘤』(びりゅう)といって、赤ら顔やべとつきの症状に加えて、複数の膿疱や丘疹がつながって、こぶのようになります。
抗生物質やレーザーによる治療が効果的です。
酒さの場合、眼科の疾患が合併して起こりやすいので、気になる方は眼科の検査も受けましょう。
毛細血管の拡張のほかにも、赤ら顔の原因はいろいろ考えられます。
まず、にきびや吹き出物が化膿したり炎症したために、赤ら顔になることがあります。
アトピーなどの皮膚の疾患が原因の場合もあります。
赤ら顔への誤ったスキンケアが原因で、赤ら顔がひどくなることもありますから、気をつけましょう。
ステロイド外用剤や放射線の後遺症による皮膚萎縮のために、赤くなる場合もあるようです。
また、内分泌ホルモン系の機能障害によるもの、とくに寒冷地育ちの人に多いようですが、胃腸障害による便秘やのぼせが原因で赤ら顔になることもあります。
緊張や興奮などの精神的ストレスによる赤面症、アルコールや香辛料が原因の赤ら顔もありますね。
そのほかに、うつむき加減の仕事を続けたり、更年期障害のほてりで、赤ら顔になることも考えられます。
糖尿病や肝機能低下、まれに心臓病などの病気で赤ら顔になることもありますから、心配な場合は、専門家にみてもらいましょう。
赤ら顔は、ひとことで言えば毛細血管の拡張が原因といえます。
たとえば、冬に屋外に出て体が急に冷えたときなど、毛細血管が温度をあげようとして、血液を大量に流します。
そのため毛細血管が拡張しうっ血して赤ら顔になるのです。
逆に急に暖かくなった場合も、血液の流れがよくなり毛細血管が拡張して赤ら顔になります。
また、皮膚が白く薄いために血液が透けて見える場合もあります。
一般に赤ら顔の人は敏感肌の人が多いといわれています。
赤ら顔の部分がつっぱったり痒みがあるような敏感肌の人は、肌にあった化粧品を使いましょう。
赤ら顔の改善のためには、赤ら顔の原因の見極めが必要です。
赤ら顔が、ごく健康的なものなのか、病的な毛細血管拡張のためか、生理的な皮膚の白さや薄さのためか、あるいはほかの原因によるのかを、判断する必要があります。
